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山梨の方言(甲州弁)

甲州弁「こぴっとしろし」の意味

甲州弁「こぴっとしろし」の意味

山梨の方言「甲州弁」に、「こぴっと」という表現があります。

この言葉は、「きちんと、しゃきっと」という意味で、主に「こぴっとしろし!」といった励ましの際などに使います。

たとえば、「だらだらしないで、こぴっとしろし」と言えば、「だらだらしないで、しゃきっとしろ(きびきびしろ)」といった意味合いとなります(語尾の「〜し」も方言です)。

甲府市役所のホームページに掲載されている、よく使う甲州弁ランキングでは21位、好きな甲州弁ランキングでは10位となっています。

誰もが知っている、というほど有名ではありませんが、甲州弁の代表例の一つと言えるかもしれません。

ただ、世代や地域によるのか、僕自身は、子供の頃から一度も「こぴっと」という方言は使ったことがありません。

周りの友人も使わないですし、両親や親戚の会話でも聞いたことがありません。


祖母がときどき「こぴっとしろし」と言っていたくらいで、あとは母親曰く、母も昔使っていたそうです。

どうやら、この言葉は、長野や静岡など他の地域では話されず、山梨県特有の方言のようです。

また、甲州弁の本『キャン・ユー・スピーク甲州弁?』によれば、「こぴっと」は、「ぴんと」という意味の「こぴんと」という言葉が語源となっているようです。

ちなみに、NHK連続テレビ小説『花子とアン』で、主人公の村岡花子が、山梨県甲府市出身だったこともあり、方言も多数使われたのですが、そのなかに「こぴっと」もあったことから、2014年の流行語大賞にノミネートされています(年間大賞は日本エレキテル連合の「だめよ〜だめだめ」)。

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